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大阪・関西万博「EARTH MART」3_「家畜といういのち」

3_「家畜といういのち」

ひとが食べるために育てるいのち。
つまり、それはわたしたちが生きるために生まれてくるいのち。

 

壁面に投影されているモノクロームのスライドショーは、豚・牛・鶏、それぞれの出産の様子を記録した
フォトドキュメンタリーです。
撮影は、家畜写真を専門とするアーティスト・タキミアカリさん(@akapple29によって、昨年の夏、
この展示のために、3つの牧場および農場の協力を得て行われました。

写真の下に設置された冷蔵ケースには、干し草を敷き詰め、その上にフェイクの食肉パックを並べたインスタレーションを構成しています。
これは、日常の食卓で目にする肉製品と、そこに至るまでの命のプロセスとを視覚的に接続する試みです。

家畜に関する展示は、「いのちのフロア」にとって無くてはならないものですが、食肉に対する考え方は人それぞれ
であり、さまざまな価値観や立場があります。故に、特定の意見を提示するものではなく、食と命の関係に向き合うための「きっかけ」として設けました。

展示のテーマの根底にあるのは、「すべての命は母から生まれる」という普遍的な事実です。
説明を最小限にとどめているのは、見る人それぞれが、ご自身の感じ方で家畜の命と向き合っていただくためです。


Pranks Inc.は、タキミアカリさんの参加提案を含めた展示計画、レイアウト設計、ディスプレイを担当しました。

https://expo2025earthmart.jp

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