menu

大阪・関西万博「EARTH MART」2_「野菜のいのち」

2_「野菜のいのち」

花も、実も、葉も、茎も、根も——野菜が新しい種をつくるためにある。
「いのちのフロア」に入って正面にある野菜コーナーでは、普段なかなか目にすることのない「野菜の最後の姿」
——花や鞘、種といった“いのちの全体像”を展示しています。
収穫して終わりではなく、枯れて種をつけるまで見守り育てる——そんな農業を40年以上にわたって実践されている、
長崎県雲仙市の農家・岩﨑政利さんの畑から、自然乾燥された野菜たちを、この展示のために計画的に保存し
展示しました。展示期間中は、雲仙の畑でその時々に咲く花々も、随時展示に加わっています。

この着想のきっかけは、小山薫堂さんがかつて雲仙の野菜販売所「タネト」(@taneto_unzen)で、命をまっとうして
繊維だけになった大根と出会い、その姿に惹かれて写真に収めたこと。そして構想にあたってご参加いただいたのが、
「タネト」の店主であり、岩﨑さんの農業に深く共鳴し、雲仙に移住された奥津爾(おくつ・ちかし)さん(@chikashi_okutsu)です。
奥津さんが見つめてきた、生き切った野菜の姿の美しさ。その感性が、この展示の核となっています。

Pranks Inc.では、奥津さんへの参加依頼を含む展示企画とデザイン、雲仙での種取り作業へプロジェクトメンバーとの
同行、そして季節ごとの展示替えを含むディスプレイの作業を担当させていただきました。

https://expo2025earthmart.jp

大阪・関西万博「EARTH MART」2_「野菜のいのち」大阪・関西万博「EARTH MART」2_「野菜のいのち」大阪・関西万博「EARTH MART」2_「野菜のいのち」大阪・関西万博「EARTH MART」2_「野菜のいのち」
ページの先頭に戻る