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GINZA SIX  Early Summer「多視点 他視点」

アートにおける本質を問いかける姿勢を、フードフロアのウィンドウディスプレイとして試みました。

バナナをモチーフにしたのは、安価でポピュラーなことから、私たちが一般的に想起するラグジュアリーの
価値基準から距離感があるためです。コミカルな3枚目や、チャイルディッシュなイメージ、あるいは被差別
的な隠喩にも使われるバナナ。

オランウータンのような霊長類がバナナを特に好むのは高価値な食材だからですが、同じヒト科の私達は、
バナナを商品として、パッケージ、新奇さ、生産背景、価格など様々な付加価値をも消費し評価しています。
私達はバナナに限らず、そのような習慣の中で生まれる固定概念で対象を見ているのかもしれません。

1面のウィンドウでは、バナナの皮にラグジュアリーを象徴する素材をコラージュし、バッグに見立てたオブ
ジェを作成しました。宝石やクロコダイル、キャビアやマスクメロンなど様々な価値や概念を装ったファッ
ションアイテムのようなバナナをお楽しみください。

もう1面のウィンドウでは、たわわに実るバナナツリーを、人間社会における高価値を象徴するきらめく
シャンデリアに見立てデザインしました。うっとりと眺めるオランウータンの背後から、異なる視点で
バナナを見つめてお楽しみください。

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